本ページにはプロモーションが含まれています

2019-08

【マンガ感想】シャトゥーン~ヒグマの森~-人類がヒグマに勝てるわけがない

クマ出没のニュースが気になる方にぜひ読んでもらいたい漫画です。シャトゥーンとは冬眠に失敗し雪山を徘徊するクマのことで、日本語では「穴持たず」と呼ばれています。冬眠中のクマは食事をしませんが、シャトゥーンはエサを求めて徘徊します。しかし、冬の...

【マンガ感想】応天の門-平安京の凹凸探偵

平安時代を舞台にしたこの作品、主人公は後世で「天神さま」として知られる菅原道真と、数々の短歌を残した歌人である在原業平です。2019年8月現在、3巻までKindle Unlimitedにて読み放題になっています。また、バンチコミックスの公式...
映画

【映画感想】ジェニーの記憶-物語ではない物語

「ジェニーの記憶」は2018年に制作された映画で、監督・脚本を務めたジェニファー・フォックスの実体験がもとになっています。原題は「The Tale」。意味としては「創作された物語」といった感じでしょうか。2019年8月、Amazonプライム...
映画

「終戦の日」に観たい映画3本

8月15日、終戦の日。私は戦争を知らない世代ですが、この日は「忘れてはいけないこと」を確かめる日にしたいと思っています。終戦の日にまつわる映画をまとめてみました。この世界の片隅に2016年に大ヒットした長編アニメーション映画です。戦争中の広...

【マンガ感想】強制除霊師・斎シリーズ―キャラの立った霊能者、漫画になる

古今東西、老若男女を広く惹きつけてやまないもののひとつに怪談やホラーがあります。目には見えない怨霊、知らず知らずのうちに受けている祟りなど、理屈では説明できない摩訶不思議な現象は恐ろしくもあり、興味をそそられるものでもあります。この作品は、...

【本の感想】終戦のローレライ―人間の信念が交差する群像劇

「終戦のローレライ」は2002年に発表された福井晴敏の長編小説です。文庫版で全4巻(しかも2巻以降はかなり分厚い)という大作で、読み手を選ぶかもしれません。しかし、おもしろさは保証できます。私自身、のんびり読もうと思っていたのに結局徹夜して...
映画

【映画感想】「この世界の片隅に」―私はあなたとここで生きる

戦争映画だけど、戦争を主語にしないこの映画をひと言であらわすとき、「ひとりの女性が戦時中にどう生きたか」というよりは、「ひとりの女性が生きた時代に、戦争があった」といった表現がしっくりきます。主人公・すずさんの心にあるのは、ほのかな恋心、結...

【マンガ感想】凪のお暇(1)―折れたときにはお休みしよう

凪のお暇(1)著者:コナリミサト出版:秋田書店秋田書店発行の月刊漫画雑誌「Eleganceイブ」で連載されている漫画です。ドラマ化に合わせてなのか、1巻のみKindle Unlimitedで読み放題になっていました。そのため今回は1巻のみの...

【本の感想】「殺人犯はそこにいる」―真犯人は隣にいる人かもしれない

殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件著者:清水潔出版:新潮社「未解決事件」を追うジャーナリストの前に立ちはだかったのは、「国家」という高く分厚い壁だった。半径10キロほどのエリアで17年の間に発生した、5件もの幼女誘拐事...